走るブログ

30代 男性 市民ランナー 走る楽しさを伝える

私が欲しかったもの を読んで レビュー

私が欲しかったもの を読んだのでレビュー 感想

 

シンプルに面白く引き込まれる本ですが

特に減量を伴うスポーツを楽しむ人やその家族

思春期女性やその家族

スポーツ指導者が読むと大変勉強になる1冊だと思いました。

 

元実業団ランナーで

名古屋国際女子マラソン優勝、大阪国際女子マラソン優勝

北海道マラソン優勝、世界陸上ラソン6位など

 

輝かしい成績を残した

トップマラソンランナーである

原裕美子選手が

 

トップマラソン選手としての

減量苦から

摂食障害と窃盗症(クレプトマニア)に苦しんだ

半生を描写したノンフィクション

 

減量苦摂食障害は関係あるけど

 

窃盗症という万引きの常習になってしまうのは

関係ないだろうと

思って読み始めましたが

 

万引きを始めたきっかけや

他の選手ののデザートを盗んで食べる

などの心理描写を読んでいると

共感してしまうほど引き込まれました

 

カントリーマアムを1枚のつもりが

次々と食べ続け我に返った時には

1袋30枚食べてしまったり

 

ポテトチップスを一気に2袋

食べてしまったりという

 

減量の反動による衝動にも

完全に共感しました

 

私もマラソンのために減量していた際に

ブラックサンダー 1箱20本を

一気食いしてしまったことがあります

(112kcal x 20個 = 2240kcal)

 

トップアスリートでもなんでもない

単なるミドルエイジのホビーランナーのくせに生意気です(笑)

 

食べてしまっても吐き出せばカロリー0という発想に

陥ってしまう 食べ吐きを繰り返す摂食障害

むちゃ食い/排出型というそうですが

 

これは食べ過ぎても運動すればカロリー0とか

カロリー0ゼリーやカロリーゼロ飲料なら

どれだけ摂取してもOKという考え方に近いので

 

誰もが陥る可能性がある病なのではないかと思います

 

シンプルに面白く引き込まれる本ですが

特に減量を伴うスポーツを楽しむ人やその家族

思春期女性やその家族

スポーツ指導者が読むと大変勉強になる1冊だと思いました。

 

原選手とどこかのマラソン大会でお会いすることが

楽しみの一つになりました。