私が欲しかったもの を読んで レビュー
私が欲しかったもの を読んだのでレビュー 感想
シンプルに面白く引き込まれる本ですが
特に減量を伴うスポーツを楽しむ人やその家族
思春期女性やその家族
スポーツ指導者が読むと大変勉強になる1冊だと思いました。
元実業団ランナーで
輝かしい成績を残した
トップマラソンランナーである
原裕美子選手が
トップマラソン選手としての
減量苦から
摂食障害と窃盗症(クレプトマニア)に苦しんだ
半生を描写したノンフィクション
窃盗症という万引きの常習になってしまうのは
関係ないだろうと
思って読み始めましたが
万引きを始めたきっかけや
他の選手ののデザートを盗んで食べる
などの心理描写を読んでいると
共感してしまうほど引き込まれました
カントリーマアムを1枚のつもりが
次々と食べ続け我に返った時には
1袋30枚食べてしまったり
ポテトチップスを一気に2袋
食べてしまったりという
減量の反動による衝動にも
完全に共感しました
私もマラソンのために減量していた際に
ブラックサンダー 1箱20本を
一気食いしてしまったことがあります
(112kcal x 20個 = 2240kcal)
トップアスリートでもなんでもない
単なるミドルエイジのホビーランナーのくせに生意気です(笑)
食べてしまっても吐き出せばカロリー0という発想に
陥ってしまう 食べ吐きを繰り返す摂食障害は
むちゃ食い/排出型というそうですが
これは食べ過ぎても運動すればカロリー0とか
カロリー0ゼリーやカロリーゼロ飲料なら
どれだけ摂取してもOKという考え方に近いので
誰もが陥る可能性がある病なのではないかと思います
シンプルに面白く引き込まれる本ですが
特に減量を伴うスポーツを楽しむ人やその家族
思春期女性やその家族
スポーツ指導者が読むと大変勉強になる1冊だと思いました。
原選手とどこかのマラソン大会でお会いすることが
楽しみの一つになりました。